« 2017年9月 | トップページ | 2017年11月 »

2017/10/29

秋の魚

札幌にも初雪が降り、いよいよ秋も終わりに近づいている。
暖かさを感じる日も残りわずかだろう。

20171029_001台風が思いの外、南にそれたせいで、秋晴れの空が広がっていた。
貴重なこの日を逃さないように、またも積丹へ。
これから先はまさに「女心と秋の空」、海が荒れる日が多くなる。運が良ければまだ潜れるかもしれないし、運が悪ければそのまま冬に突入だ。

水温は14℃。三週間前に潜ったときに比べて3℃も下がった。ウェットスーツではもうきびしいから、「夏だけダイバー」は姿を見せなくなる。北国ダイバーの中でもさらにマニアックな者達だけの世界になる。

20171029_002金色に姿を変え、じっと卵を守るアイナメ(アブラコ)が現れた。いつも以上に強い迫力を感じる。
岩の間からぬるっと滑り出したのは、ケムシカジカ(トウベツカジカ)だ。この不気味でグロテスクな顔立ちの魚は、別名「ナベコワシ」とも言われる。あまりの美味しさに鍋をつつき回して壊してしまうからだとか。本当かいな?
魚偏に秋と書いて鰍(カジカ)。昔の人はこの魚をつつきながら、秋を感じたんだなぁ。

20171029_003潜り始めはそんなに気にならなかったものの、さすがに一時間も潜っていると身体が冷えてきた。次に潜るときは、もう少し厚着をしなくちゃダメだな。後はおしっこが我慢できるかどうか。冬のダイバーは体力も気力も人一倍ないとやってられない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/10/21

鮭は上る 舟は下る

冬へのカウントダウンが始まりつつある。
雪が降る前にやりたいはたくさんあるけれど、全部はとてもやれそうにない。だから、すべての週末を大切に過ごさなくては。後は天気が良いのを祈るばかりだ。

夏、積丹に潜りに行っていたとき、途中で余市川を通るのだけど、見る度に「川下りしたら面白そうだな」と思っていた。ダイビングが(一応)シーズンオフに入ったので、かねてからの宿題を片付けることにした。
余市から国道5号線を南下して、仁木町の然別から川下りを開始した。車はJRの然別駅に置いてきた。

20171021_001まず驚いたのは、水の透明度がとても高いこと。深さはそれほど深くない。せいぜい50センチぐらいで、深いところでも1メートルをちょい越えるぐらいだろう。それが水面から川底まではっきりと見渡せる。以前下った美瑛川も綺麗だったけど、それ以上かも。こんな身近なところにこんな清流があったなんて!
スタート地点の周りの木々はまだ青々としていたのに、下っていくうちに赤や黄色の樹が増えてきた。不思議なことに、この辺では標高が低い方が紅葉が進んでいるようだ。樹木の種類が違うんだろうか?

20171021_002しばらく行くと、鉄橋の下に大きめの落ち込みが見えてきた。流れがとても速い上に、水中にもコンクリートブロックが設置されているらしく、激しく水しぶきを上げていた。こんなところにカヤックで突っ込んだらひとたまりもない。大人しく両岸のブロックに上陸してやり過ごすことにした。

20171021_003再び川に漕ぎ出そうとした岸で、鮭の死骸が沈んでいるのを見つけた。産卵を終えて力尽きた鮭で、「ほっちゃれ」と呼ばれているやつらしい。本物を見るのは初めてだ。
そこから先は徐々に鮭の姿が見られるようになった。カヤックを漕いでいるとすいーっとすぐ横を通り過ぎていく。よく見れば川のあちこちにもほっちゃれが沈んでいる。
岸にキツネがいて、こっちをじっと見ていた。頭上にはトンビが円を描いていた。ほっちゃれ目当てに集まって来たのだろう。うーん、自然が豊かだなぁ。

20171021_004下流に近づく頃にはまさに死屍累々、生きた鮭も死んだ鮭もうじゃうじゃいて、生臭い匂いが立ちこめていた。カメラは水中用ハウジングを付けてきたので、何度か水中の鮭の撮影を試みたのだが、これがなかなかうまくいかない。近づくと鮭は逃げてしまうし、撮影をしている間にもカヤックはどんどん流されていく。漕ぎながらの撮影は出来ないので、パドルとカメラの持ち替えが忙しい。

ここまでが順調すぎてちょっと油断していたのだろう。
川の中まで張り出した倒木の一つをかわそうとしてかわしきれず、カヤックが引っかかった。倒木を腕で押しのけて距離を取ろうとしたのだが、いかんせん、水の流れが強すぎた。逆に倒木に身体が押される形になり、カヤックがぐらりと傾いた。
ヤバイと思ったときにはもう川に転げ落ちていた。流れの勢いでメガネがずり落ちそうになり、あわてて右手でつかんだ。左手はパドルを握ったまま。夢中でひっくり返ったカヤックをなんとか立て直した。
大丈夫だ、前回の美瑛川の教訓から、荷物はすべてカヤックに縛り付けてあるし、大切なものは防水バッグに入れてある。・・・カメラを除いては。

カメラがハウジングごと浮かびながら、どんぶらこと流れていく。
うわああああああ!!
すぐにも後を追いかけたいが、いまから追いつける可能性は低い。むしろ、自分が流されてしまう可能性のほうが高いだろう。冷静になれ。まずは体制を整えろ。
岸に上陸して、カヤックの中に溜まった水を排出して、荷物を点検した。
カヤックは壊れていないし、荷物もなくなっていない。怪我もない。まだやれそうだ。

カメラは海まで流れて行ってしまうだろうか?
いや、まてよ。倒木や流木がこんなに多いのなら、ひょっとして。
ゆっくりとカヤックを漕ぎ出し、慎重に水面を見張った。
!?あれだ!
流木が入り組んで、流れが緩くなったところに、ハウジングがぷかぷか浮かんでいた。
よ、よかったぁ~~。
とっくに型落ちしてしまった古い機体だけど、お役御免にはまだ早いようだ。

ドタバタがあったせいですっかり時間を取られてしまい、余市に着く頃には日も沈んですっかり暗くなっていた。
それから、柿崎商店でいくら丼を食べた後、JRに乗って然別駅まで戻った。
スタート地点に車を置いてきた場合は、公共交通機関を使って戻らなくてはならない。余市川は鉄道に沿って流れているので便利なのだ。

やれやれ、今回も最後の最後でドジってしまったな。
でも、楽しかった。また行きたい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017/10/14

紅いきつね

まだ秋も半ばだというのに、先週よりも一段と寒くなり、冬の気配をひしひしと感じるようになった。
それでも日が出ている時間帯はそれなりに暖かく、今日も青空が広がっていたので、自転車に乗ってぶらりと出かけた。

20171014_001豊平川沿いにずっと南下して、さけ科学館でちょっとだけ寄り道した後、真駒内公園へ。
公園のあちこちでは紅葉が始まっていた。
午後の穏やかな日差しの中でのんびりした時間が流れる。でも、日が沈んだとたん、急激に冷え込むのは確実なので長居は禁物だ。

20171014_002この公園には、札幌オリンピックでも使われた屋内と屋外の競技場がある。全周で何キロあるのか分からないぐらい広大な敷地をもつので、自転車で回っても結構な時間がかかる。

ジョギングのコースもあるので、たくさんの人が走っていた。
・・おや?
ジョギングをしている人が、やけにほっそりした犬を連れていると思ったら、、、
キタキツネやんけ!

20171014_003気付いているのかいないのか、人間のわずか1メートルばかり後ろを、キツネが脇目も振らずに走っている。キツネに追われているようにも見えるし、キツネがジョギングの伴走をしているようにも見える。
俺は口をあんぐりと開けたまま、人とキツネが走って行くのをただ眺めていた。
後から思えば、動画を撮ってYouTubeにでもアップすれば、面白かっただろうに。
もっとも、真駒内では日常の風景だった可能性も捨てきれないが。

紅葉のなかのキツネは絵になるなぁ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017/10/09

誰のダリア

20171009_001三連休の最終日。
予報だと月曜から天気が崩れてくると言ってたのに、思ったほど悪くない。
慌てて積丹から帰ってくる必要なかったかも。

改めて遠出する気にもなれなくて、近場の百合が原公園に出かけた。
ここは滝野すずらん丘陵公園と違って、入園料も駐車場料金もかからないのが嬉しい。そのせいか、花の時期でもないのに人で一杯、駐車場はほぼ満車状態だった。
20171009_002温室は改装中で営業していなかったけれど、もともと野外の草花が見たかったので問題ない。
シーズンオフということもあってか、普段は有料である日本庭園や海外庭園は無料になっていた。
紅葉も色づき始めてきていて、特に目的もなくだらだら過ごすのには良さそうだ。

20171009_003花はあまり咲いていなくて、バラはほとんど終わりかけだったし、見頃だったのはコスモスやダリアぐらい。ダリア園には様々な品種のダリアが植えられていた。ダリアはボリュームもあって華やかだし見応えもある。でも、香りがほとんどしないのが残念なところ。春にチューリップ園に来たときには、見た目だけでなく、香りでも楽しめたのにな。

夕方になりちょっと肌寒くなってきたので、駐車場に戻ると雪虫がひらひらと舞っていた。
もうこんな街中まで来たか。来週末にはタイヤ交換しておくかな。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017/10/08

イシダイと踊る

20171008_001始まりは一枚の写真だった。
それは、ダイビング仲間の一人が撮った青いクラゲの写真。よくいるミズクラゲとは明らかに違う、見たこともないクラゲ。図鑑で調べたところ、ビゼンクラゲの亜種のスナイロクラゲっぽい。
長年、積丹で潜ってきたダイバー達が見たことがないってことは、かなりのレア物だってことだ。
うーん、見たい。是非とも見たい。

20171008_002鼻炎はまだ完治していないけれど、治るまで待てない。
水温はこれからどんどん冷たくなるし、クラゲは基本的に潮任せ、すぐにどこかへ流れて行ってしまうだろう。
そんなわけで、積丹へGo!

20171008_003沖まではボートで移動し、いざ水中へ。
最初に出会ったのはイシダイ。まだ生き残っていたか。
みんな必死になってクラゲを探したけれど、見つからない。
そのうちに、やたらとイシダイばかりが集まってくる。普通の魚とは違って、全く逃げないどころか、こっちを追いかけてくる。物欲しそうな目つきでこちらを見ている。やれやれ、仕方がないなあ。
海底から手頃な石を拾って、そこら中にいるウニをかち割ると、一斉にウニに群がって食べ始めた。アイナメたちも、どさくさに紛れてかすめ取っていく。
普段は滅多にこういう「餌付け」はしないのだけど、こいつらは死滅回遊魚で冬を越せない。ウニももう漁期を過ぎてしまったし、冥土の土産にたらふくウニを食べて逝かれませ。

途中からすっかりイシダイ祭りになってしまって、幻のクラゲには会えなかったけど、なんだかんだで楽しめた。
ダイビングもそろそろオフシーズンに入ってしまうけど、もうちょっと潜りたいな。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2017年9月 | トップページ | 2017年11月 »