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2017/07/02

アポイ岳(810.5m)登山 (前編)

先々週に引き続き、今週はアポイ岳へ。
アポイ岳は知る人ぞ知る、「花の山」だ。高山植物がただ豊かというだけじゃなく、固有種が非常に多いことで有名らしい。当然人気も高く、道外からも多くの人が訪れるという。

今回も山麓にあるキャンプ場で前泊することにした。
アポイ岳は日高山脈でも南端のほう、襟裳岬のちょい北にある。
海岸沿いに車を走らせると、そこら中に牧場があり、馬がのんびり草を食んでいる。
日高はやはり馬の王国だ。

まずはビジターセンターで予習。アポイ岳は大陸プレートのちょうど境目にあり、地中のマントルが露出した地点だという。
あれ?マントルって、ドロドロした流体なんじゃないの?と思ったら、「昔はマントルは液体だと思われていましたが、近年の調査では固体だとわかっています」と衝撃の説明が。
そ、そうだったのかー。子供の頃に学んだ科学の知識は、大幅に更新されてしまっているな。
その固体はかんらん岩と呼ばれ、アポイ岳はまるまる山一つがかんらん岩の塊で、世界的にも貴重な地形だそうだ。ほほう。

20170702_003それはともかく。
先週もヒグマの目撃情報があるじゃないか。
春から数えるともう5回目。この辺りって、意外にクマが多いのか?
大丈夫かなぁ。

翌日、早朝にキャンプ場を引き払って、登山口へ。
登り初めてすぐ、新しいフンの跡を発見。
20170702_005ひょっとしてすぐ近くにヒグマが?
いやいや。
地面の残る足跡を見てわかった。これはエゾシカだ。
近年、鹿が高山植物を食い荒らす被害が増えているというのは本当らしい。

20170702_007最初は灌木や笹藪ばかりで、花はほとんど見当たらなかったが、5合目の山小屋を越えた辺りから登山道の雰囲気が変わり、ちらほら花が見られ始めた。
ところが、稜線にたどり着く頃には、麓から霧が押し寄せてきて、あっという間に見通しがきかなくなってしまった。
でも、実はこれこそがアポイ岳の命。年中、霧に包まれて涼しいので、低山にも関わらず高山植物が豊富なのだ。この山は眺望より花を楽しむのが良さそうだ。
山頂までのコースタイムは2時間半なのに、写真を撮るのにたびたび立ち止まるので、一向に先に進まず、結局3時間半もかかってしまった。

20170702_009霧はますます濃くなり、小さな祠のある山頂は、ちょっと不気味な感じだった。
肌寒くなってきたし、上着を持ってくるんだったな。
風邪を引く前に下山するとしよう。

つづく。


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コメント

ホロホロ山に行っていたんですね!
名前は聞いたことがありますが、
そんなに高山植物が豊富なんですね〜^_^
それにしても、ふん、エゾシカでよかった!
私は暑寒岳で、湯気の立っていそうな、
ヒグマのふんに出会ったことがあります!
あれは怖かったなぁ……

投稿: みぃや | 2017/07/08 11:08

>みぃやさん

今週はホロホロ山じゃなくて、アポイ岳です。
野生のヒグマは知床で見たことがありますが、そのときは観光船のボートの上からだったので、平気でした。
陸上では会いたくないですね-。

投稿: どげざ(管理人) | 2017/07/10 00:02

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