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2017/05/04

東北の復興を見届ける旅 その4 七万本の松も一本から

今回の旅も大詰め。今日は陸前高田でボランティアだ。
復興ボランティアと言っても、瓦礫の片付けなどの作業はいまはもうやっていない。草刈りや農業・漁業の手伝いなど、なんでも屋のような作業が多くなっている。作業の内容は毎日変わるので、実際に現地に行ってみないと何をするのかわからない。

20170504_001今日の作業は植林の補助作業だった。津波により失われた高田松原の再生プロジェクトの一環だそうだ。
かつて七万本もあった松は「奇跡の一本松」以外は全滅。それを元に戻すため、植林を行っているのだ。ボランティアの作業は松の苗を強風から守るための柵作りだ。竹を細く割ったものを紐で繋いですだれ状にし、高さ60cmぐらいの柵を作る。
竹を割って鉈で形を整える班と、それを紐で編む班に別れ、俺は編む班に入った。力仕事ではないものの、手先の器用さが求められる。最初は悪戦苦闘したが、半日もやれば慣れてしまい、さくさくと作れるようになった。
20170504_002全部で七万個の柵が必要で、これまで三年がかりで一万個を作ったそうだ。市から提供された三万個を合わせて四万個。そうとう根気がいるプロジェクトだ。
新しい松原は、第一堤防と第二堤防の間に作るのだという。景観よりも防災を優先させたってことなのかな。それとも、高台からだったら少しは見られるのだろうか?

20170504_0033時に作業は終了したので、最後に陸前高田の町を見て回った。嵩上げした高台では、新しくショッピングモールが完成し、多くの地元民で賑わっていた。隣の広場では小さな子供たちが歓声をあげていた。その多くが震災後に生まれた子供たちだ。彼らたちは、防潮堤も高台もごく当たり前のものとして受け入れて、この先、生きていくのだろう。

三陸の旅はここで終わり。明日は内陸を北上して帰路につく。
どこか寄り道して行こうかな。

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コメント

細かい作業のボランティアっていうか、凄い地道な作業でしたね〜
瓦礫の撤去とは違い、先が見えないのではなかったのでしょうか?
あ、瓦礫の撤去も、最初は先が見えなかったか……

寄り道、どこにするんですかね?
美味しいものでも、食べてきてくださいね〜〜^_^

投稿: みぃや | 2017/05/05 10:29

〉みぃやさん

もともと、震災ボランティア自体、地味な作業が多いんです。絶対的に人手不足ですから。

宮沢賢治童話村に寄ったのですが、すごい人出で疲れました。GW中だということを忘れてた・・

投稿: どげざ(管理人) | 2017/05/05 13:43

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