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2017/03/04

春に追われて雪山に登る

3月になって、少しずつ暖かくなってきた。
平地の雪はだいぶ湿っぽくなってきたので、少しでも良い雪質を求めて、今週は定山渓の山を登ることにした。

20170304_001夕日岳は登山道がつづら折りになっていて、傾斜が比較的緩やかだ。だから、スノーシューでも問題なく登れるだろうと、高をくくっていたのだけど、考えが全然甘かった。
登山道は完全に雪で埋まってしまっており、もはやどこがそうだったのか、さっぱりわからない。普通は樹木に赤やピンク色のリボンなどで、登山道を示す印が付けられているのだけど、それすら見当たらない。ひょっとしたら、リボンごと雪に埋まってしまったのかもしれない。

こんなときは文明の利器に頼るしかない。タブレットPCのGPSと連動した地図で、現在地を確認しながら進む。これなら登山道を正確にたどることも出来るはずだ。
そうやって、しばらくの間は登山道の跡に忠実に従って進んだ。しかし、だんだんその無意味さに気がつき始めた。
元の地形はどうであれ、いまはすべて雪原になってしまっているのだから、どこを進んでも大差はない。下手に登山道にこだわっても、それが歩きやすい道とは限らない。傾斜がきつければ、スノーシューといえどもジグザグに登らざるを得ないのだ。

20170304_002登山口から2時間半も歩いたが、山頂までまだ半分にも達していなかった。
これ以上時間をかけても、登頂は難しそうなので、きりが良いところで引き返すことにした。
風をしのげる斜面に隠れるようにして、場所を確保して昼食をとる。食後にコーヒーを飲んで十分休憩したら、さあ出発!・・・と思ったら。

ゴロン。
斜面に置いたリュックが転がった。
あっと声を上げる暇もなかった。
ゴロン、ゴロン、ゴロゴロゴロ・・・・・
遮るものが何もない雪の斜面をリュックは勢いよく転がっていき・・・やがて見えなくなった。
えええーーっ、ちょっと待ったぁーーーっ!!!

慌ててスノーシューを装着して後を追う。幸いリュックは100mぐらい下った先で停まっていた。
しかし運が悪いことに、転がったのは来た道とは逆方向。ずいぶん下ってしまったので、いまから元の道まで登るのは大変だ。
ええい、なるようになれ。このまま麓まで下りてやる。

20170304_003急斜面を半ば滑り落ちるようにして、なんとか下山した。
雪原の向こうに大きな建物が見えた。
ありゃ何だ?マンションか何かだろうか?
やけに大きな庭があり、木の塀で囲われている。
近づいてみると、子供のはしゃぐ声が聞こえてきた。ん?何か水の音も。

・・・・あ。
わかった。これは温泉だ。
つまりあれは露天風呂・・・?

回れ右。
そのまま振り返らずに、一目散に建物から離れた。
やべぇ。すんでの所で覗き魔として通報されるところだったぜ。
やはり登山道から外れるのは危険のようだ。


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コメント

覗き魔ですか?ウケるんですけど(笑)
そもそも、そんな大変な道を辿って、覗き見しには行かないでしょう?大丈夫(笑)

3月とはいえ、山はまだ冬なんですね〜
春はどこかにありましたか?
このくらいのシーズンになると、クロスカントリーのコース付近のネコヤナギの樹々が、一斉に芽吹き始めたものだなぁと、遠い昔の記憶を思い出しました。
窓から見る街は、春まで一進一退を繰り返しているようですが、実際にはどうなんでしょうか……
私には学位記送付の案内という春が来ましたよ。

投稿: みぃや | 2017/03/07 15:40

>みぃやさん

わざとじゃなくても、露天風呂の外をうろうろしている人がいたら、じゅうぶん不審者ですからね。通報されなくて良かった(笑)。

気温はプラスになっても雪は普通に降っているし、春はまだまだ先のようですよ。

投稿: どげざ(管理人) | 2017/03/07 20:54

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