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2012/10/27

たいまつ祭りの夜

たいまつ祭りは、屋形船を載せた車が町を練り歩くところから始まった。

20121026_00123時ごろ分社である神社からスタートして、本社までゆっくりと1時間ほどの道のりをたどる。何台もの屋形が祭囃子の音色とともに町を進んで行き、ときどき立ち止まっては餅を撒いていく。
俺たち世話役の仕事は沿道に並ぶ人たちに、振る舞い酒を配って歩くことだ。縁起物だからか、予想以上のたくさんの人が日本酒を受け取ってくれた。
屋形船はねぷた祭りや祇園祭のものに比べればごく小さいものだけど、古い町並みに特有の狭い道では、それでもぎりぎりの大きさであり、近くで見るぶんにはそれなりに迫力を感じる。

本社に着いてからが、本当の祭りのクライマックスだ。

鳥居の直前で神輿を置き、しばらく待機した。
しかし、松明の炎の勢いは一向に衰えを見せない。それどころか、ますます勢いづいているように見える。
やばい。こんな中に突入したら、間違いなく全員火ダルマじゃないか。shock

20121026_002年寄り連中からは、「さあ、どんと来い!」とか「さっさと渡らんか!」とか、無責任な野次が飛ぶが、冗談じゃない。
消防隊員と祭りの実行役員が何やら協議中。どうやら渡り時を計っているようだ。

ほどなくして「許可」が降りたらしい。
こうなりゃ、やるしかない。punch

全員で雄たけびを上げると、突進を開始した。
たちまち熱風が全身を包むが、慌てて転んだりすれば、全身大火傷だ。急がない、急がない、と自分に言い聞かせながら、駆け抜けた。
足元はほとんど見えていなかったが、地下足袋の底から燃えカスを踏みつける感触が伝わってくる。足の裏が熱い。熱い。

20121026_003時間にすればあっという間で、あっけないぐらいだった。
俺は神輿の真ん中ぐらいを担いでいたので、そんなに大変でもなかったのだけど、先頭のやつらは火の粉がバシバシ飛んできたと言うし、後ろのやつらは灰が巻き上がって目が開けていられなかったと言っていたから、俺は割とラッキーなポジションだったらしい。

境内内に入ったあとは、神輿担ぎ組はみな厄除けの祈祷をしてもらった。
それから、公民館に戻って朝まで飲み会だった。

地元を離れて久しい俺からすれば、小学校・中学校時代の同級生と飲むのは本当に久しぶりで、それだけでも北海道から参加してよかったと思う。
「次にみんな集まるのは還暦祝いのときだな」誰かが言った。
還暦かぁ。またずいぶん先だこと。

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2012/10/26

祭り馬鹿、帰郷する

1カ月ぐらい前、俺の元に一通の葉書が届いた。
内容は、地元(富山県)の祭りに参加してほしい、というものだった。祭りの世話役は毎年の持ち回り制になっており、今年は俺たちの世代の番だった。

その祭りはいわゆる火祭りの一種で、稲藁でつくった松明を燃やし、クライマックスではその松明が倒され炎の燃え盛る参道を、男たちが神輿を担いで駆け抜けると言う、勇壮なものだ。
もっとも、本当にじゃんじゃん燃えている中を通るわけではなく、ある程度燃やして燃えカスに近くなったころを見計らって通るんだけど。それでも、かなり熱いし、飛び交う火の粉で火傷する人も多いと聞く。

それにしても、交通費も出さずに北海道から呼びつけるとは。この祭りに参加するためだけに、わざわざ帰ってくると思っているんだろうか?

・・・・
よし、行くか。(笑)

最近の俺の行動の指針は、一言で言うならば
迷ったら、面白い方を選べ」だ。
賢くて無難な生き方にはサヨナラさ。

というわけで、俺は富山に向かった。
前日も22時まで残業していたのに、本当に大丈夫か、俺?

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2012/10/17

秋の読書週間

気が付けば、秋もすでに半分が終わっていた。
今年はまだ秋らしいことをぜんぜんしていないのに。(オータムフェストで飲み食いしたぐらいか?)

一年一年が光のスピードで過ぎ去っていくお年頃。
季節を感じるイベントは自分の年輪を刻むことでもある。
だから、とても大切なのだ。


というわけで、思いつきで「俺的」読書週間を始めることにした。

きっかけはとても単純。いつもの「みよしの」で遅い夕食を食べていたときに、ふと隣のスタバで読書をしている人々が目に入ったのだ。
「餃子カレー」と「ダーク・モカ・チップ・フラペチーノ」の間に感じる、果てしない文化の壁。
たまにはその壁を乗り越えて、文化人のふりをするのも悪くないじゃないか。

スタバの閉店が24時だから、毎日、1時間は本が読める。(帰宅時間遅すぎ)
いつもはゆっくり読む時間がない上に、読むのがとっても遅い俺でも、1週間あればある程度は読み進められるかも。

ちなみにいま読んでいる途中の本は次の3つ。

■ローマ人の物語(文庫版)第10巻 ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)塩野七生著

ずっと昔から読んでいるこのシリーズも、ようやく大きな節目。
元老院を敵に回したカエサル(ジュリアス・シーザー)がルビコン川を渡って、軍事クーデターを起こすあたりの話だ。

■ガリバー旅行記 ジョナサン・スウィフト著

何かのきっかけで読み始めた。子供のころ読んだ本では小人の国と巨人の国しか書かれていなかったような気がするが、今回のは完全版。
冒険小説というよりは痛烈な風刺小説らしいので、大人の視点で楽しめることを期待。そう言えば、ラピュタやヤフーなどの名前もこれが元ネタだったっけ。

■ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙 ヨースタイン・ゴルデル著

哲学書のひとつでも読んでみようかと思っていたけれど、なかなか難しそうだし時間もかかりそうだということで、入門書的な一冊をセレクトしてみた。
ソクラテスやプラトンなどの古代哲学から、マルクスやフロイトなどの近代哲学まで、物語調で解説する本。読み進めるにしたがって論理が複雑になってよくわからなくなるので、深夜に読むには適していないかも?


割と重めの本ばかりだし、流行のものとか一切入っていないところが、俺らしくもあり。

さあ、文化的な一週間を送ってみようじゃないか。

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