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2007/06/30

映画「キサラギ」

070630_03_1映画「キサラギ」を観てきた。

やー、面白かった!!

ストーリーをかいつまんで言うと、
自殺した売れないアイドル・如月ミキの一周忌に、熱狂的ファン5人が集まった。彼らは、ミキの死に不審を抱き・・・・って話。
ジャンルは「サスペンス・コメディー」とか書かれていたけど、怖い話じゃないし、殺伐とした話でもない。あくまでコメディー。笑える話だ。

最初は純粋に追悼の気持ちで集まった彼らだが、参加者の一人の「如月ミキは本当に自殺だったのか?」という問いかけに戦慄する。そして場は急にミステリーな香りを放ち始める。
次々と明らかになる事実。どんでん返しの連続。
登場人物と一緒になって「えぇぇ~~っ!!?」と叫びたくなったよ。

何でもない発言がすべて伏線になってて、終盤にかけて一本の線につながっていくあたりは、背筋ゾクゾクもの。本当に良くできた脚本だと思う。登場人物5人の個性的な演技も、相乗効果となって映画の完成度を高めているし。

物語は(回想シーンを除いて)最初から最後まで一つの部屋だけで完結している。演劇だと「密室劇」と言うんだっけ?
超低予算の映画。なのに最高に面白い。邦画のお手本みたいな映画だと思う。

ちょっと残念だったのは、ラスト5分間ぐらいのテンポが悪いこと。あそこは余韻を味わうシーンなんだろうけど、それまでが怒濤のようなテンポの良さだっただけに、先の展開を早く観たくて、すこしじれったく感じてしまった。ま、ここは個人の好みが分かれるところかも?

とにかく、こんな面白い映画が単館上映なんて、もったいないぞ!?
「金をつぎ込むことでしか映画は面白くならない」と考えているハリウッドの馬鹿映画は要らないから、もっとこういう映画を観たいんだよ、俺は。

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光るサボテン?

070630_02サッポロ・ファクトリーで買い物をしたら、5千円以上お買い上げの方に「光るサボテン」をプレゼントしていますと言われた。

光るサボテン?何だそれ?

「受け取りは別の階の案内所ですが、先着千名までなのでお早めに」と言うので、興味本位でもらいに行ってみる。

案内所のテーブルには、マグカップぐらいの小さな植木鉢が並べられていて、かわいらしいサボテンが1つずつ収まっている。それらのサボテンはそれぞれ違った種に見えるけれども、みな一様にトゲが蛍光グリーンに光っている。

ほぉ、こりゃすごい。こんなサボテンがいるんだなー、と感心して受け取ったのだが。
・・・・・?
サボテンをよーく見ると、なんだか違和感が。
すべてのトゲが光っているわけではなくて、しかも光り方にムラがあるような・・・?

あ。
これ、トゲに蛍光塗料塗っただけだわ。

・・・・・

正確に言えば、蛍光塗料じゃなくて、蓄光塗料だった。つまり光を当てておけば、暗闇で本当に光る。
でも、なんかだまされた気分。いや、素直に驚いていた俺が馬鹿なだけか。

一緒に同封されていた解説書には、
「サボテンのトゲは、実は葉です」と書かれている。
その葉に塗料塗っちゃって、大丈夫なの?光合成とかちゃんとできるのか?

まあ、とにかくサボテンなら手間もかからないし。
育ててみましょうかね。

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DSLite買った。

070630_01いまさらだけど、DSLiteを買った。

前から出張のお供に、何か携帯ゲームが欲しかったのだ。
色はアイスブルーにした。これからの季節、涼しげで軽やかな感じがいい。

今まで見たことがない訳じゃないけど、実際手に持ってみると、意外にでかくて重く感じる。いままで見た目にだまされていたのかなぁ?

ゲームは「ゼルダ」と「逆転裁判4」を買った。定番の「脳トレ」はあえて買わない。だって出張中に会社から疲れて帰ってきた後で頭なんて使いたくないから。
基本的には、出張の時以外は遊ばないつもり。札幌のいるときぐらい、他のことに時間を使いたいもんね。

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2007/06/29

カラスと闘う日々4

本日は、燃えるゴミの日。
本物のカラスの羽根で作られた「カラス・デコイ」君の出動2回目となる。

「CD吊し作戦」の失敗で学んだように、デコイも吊しっぱなしではすぐに慣れてしまう。そこで、燃えるゴミの日だけ吊しておき、他の日は取り外しておくことに決めた。面倒だけどそれが長持ちさせるコツだろうから。

さて、今回の成果はいかに・・・?
・・・・あれ?

ない。

確かに夜中に吊しておいたはずの「カラス・デコイ」が、影も形もない。
そんなはずはない。もしかして取れて落ちちゃったか?
結んでおいたのはゴミの分別方法を書いてある木の看板だ。その下を見たがどこにもない。

・・・・?
あ!あんなところに。

2,3m離れた道の真ん中に、デコイを結んでいたナイロン製のひもだけが落ちていた。
本体のデコイはどこに?

周囲を見渡すと、ぼろぼろになったカラスの羽根が1つ。向こうにもまた1つ。
間違いない。これはデコイの「部品」だったものだ。

それにしても、傷み方がひどい。
昨日まで艶やかな光沢を放っていた漆黒の羽根が、いまはもう使い古しのブラシみたいにボサボサになっている。羽根の芯が裂けてしまっているものもある。模型とはいえ無惨な姿だ。

これは、つまり。
デコイがカラスに襲われたってことなんだよな!?

この散乱の仕方や傷み方は、自然になったとは考えられないし、人間の仕業でもないだろう。
カラスが、本物のカラスの羽根で作った模型を襲う。そんなことがあるのだろうか?

可能性その1:縄張りを荒らす余所者だと見なして、みんなで攻撃した。
可能性その2:人間の仕掛けた罠だと見破り、嫌がらせのために破壊した。
可能性その3:食べ物だと勘違いして、執拗についばんだ。

う~ん、真相はどれなんだろうか?
でも、はっきりしたことが1つ。

この「作戦」は大失敗だ。(T_T)

本当にこれが「カラス撃退法 効果ナンバー1」なのかよ?
NHKのうそつきぃ~~!!

はあ、次の手を考えないと・・・

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初メロン

070629_01今年、初のメロンを食べた♪

もちろん夕張メロンではない。(^^;
富良野産のルピア・レッドという赤肉の品種だ。

赤肉は甘いけれど食べ頃が難しくて、ピークを過ぎると水っぽくなり急に美味しくなくなる。北海道では夕張メロンの影響か、赤肉の方が人気があるようだ。値段も若干高い。

メロンは基本的に常温で保存するのがいいらしい。今回は買ってから5日目で食べてみた。
食べた感じは、ちょうどいい、もしくはちょっと食べ頃を過ぎたぐらい?
でも十分に甘い。満足、満足♪

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2007/06/26

カラスと闘う日々3

カラスとの戦いはまだ続いている。

「CD吊し作戦」は一定の成果を収めたものの、これ以上の効果は見込めそうにない。
新たな作戦の考案が必要だった。

某NHKの番組によれば、数あるカラス撃退法の中で一番効果があったのは「カラス・デコイ」だそうだ。
これは本物のカラスの羽根で作られた模型で、これを吊しておくとカラスは身の危険を感じて近づいてこないらしい。カラスの頭の良さを逆に利用するわけだ。
ポイントは本物のカラスの羽根を使うこと。プラスチックや布で作った偽物ではすぐに見破られてしまうらしい。うぅむ、カラス、恐るべし。

しかしこれにも問題がある。
高い。通販で4,800円もしやがるのだ。
たかが近所のカラスを追い払うために、そんな大金は使えない。

070626_01そうだ。自作すればいいんだ。
カラスの羽根は近所の道を歩けば、たまに落ちていることがある。(それだけカラスがうじゃうじゃいるのだ。)
数日かけて、4羽ほど集めた。まあ、これだけあれば十分だろ。
羽根を束ねて針金で縛れば、ホラ、簡単にできあがり。

作戦の決行は、今日。燃えるゴミの日だ。
おそるおそる覗いてみると・・・

やった!!
カラスは一羽もいない。

大勝利!!・・・の、はず、なのだが?
なんで、こんなに五月蠅いんだ?

確かにうちの前のゴミ集積所にはいなくなった。
でも、よそのゴミ集積所から、カァーカァーカァーカァーカァー。
この近所一帯が、カラスたちのテリトリーになっているらしい。単に餌場が変わっただけ。ほんの少しだけ騒音が遠くなっただけなのだ。

あー、これじゃあ、寝られねぇ~。

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2007/06/25

健康なんだけど。

今日は健康診断。一日人間ドックである。

去年の健康診断では、オールA、つまり「すべて異常なし」だったけど、今年は正直、自信がない。宇都宮から帰ってきてから、運動量、確実に減ってるもんなぁ。

ともあれ、検査はあっという間に終わって、最後の問診になった。
医者と言うよりは科学者っぽい風貌の老医師は、開口一番、言った。

「あなた、ずいぶん太ったねぇ」
うっく。いきなり直球かよ!?

確かに。
宇都宮出張の終わり頃で、急に4キロほど体重が増えてしまっていた。
札幌に帰ってきてから、体重の増加は止まったものの、減るまでには至っていない。

でもその他は、全くの異常なし。
肺も胃も心臓も肝臓も胆嚢も、視力も聴力も眼圧も、尿も血液も、すべて良好。
メタボリックな兆候もなし。コレステロールも低め。

ただ、体重が増えた。

「夏までに痩せなきゃ」が、出張から帰ってきてからの口癖だったのに、もうとっくに夏だし。
そろそろ、本気でダイエット考えなきゃダメかなぁ?

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2007/06/24

ウニ丼!

美味しいパン屋さんが忍路にあるという噂を聞き、今日は昼からドライブ。
しかし、14時頃に着いてみると、トースト用のどでかいパン以外はすべて売り切れてしまっていた。(T_T)
「朝はなんと言ってもご飯!」派な俺は、やむなく断念した。

このまま帰るのは悔しいので、もう少し足を伸ばして、余市まで行った。
そこで定番の柿崎商店でウニ丼を食べた。
さすがウニ・シーズンだけあって、行列ができていた。でも海鮮丼はほとんどご飯に具を載っけるだけなので、客の回転は速い。

070624_01ウニ丼(赤) 2,060円(時価)
カニサラダ 399円

ウニ丼の「赤」はバフンウニ、「白」はムラサキウニのことで、「赤」の方がより美味しく高い。
柿崎商店は何度も来ているが、「赤」のウニ丼を食べるのはひょっとして初めてかも?

う~ん、このツブツブが口の中でトロ~リと蕩ける感覚がたまらない。甘~い。
まさに旬の味わいだ。

近頃は観光ガイドブックなどにも紹介されるようになって、ますます大人気の柿崎商店だけど、このまま質は落とさないで欲しいなぁ。

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2007/06/23

異業種コミュニケーション

異業種交流会なるものに参加した。
ミニセミナー+懇親会ということだったので、「まあ、合コンに毛が生えたようなもん?」と軽い気持ちで申し込んだのだが。ネットで調べてみると、主催しているのは、ちゃんとした企業研修などをやっている会社みたい。こりゃあ、いい加減な気持ちで参加するとひんしゅく買いそう?
とりあえず滅多に着ないスーツを引っ張り出して、やや緊張しながら会場へ。

実際は、取り越し苦労だったみたいで、俺以外はみんな私服。俺だけが一人浮いてしまっていた。

セミナーの目的は「コミュニケーション能力を養う」ことで、今回は「話を聞くこと」がテーマだった。内容は新人研修などのレクリエーションを発展させたような感じで、セミナーの参加者同士でお互いに話したり聞いたりするのだが、その際に「わざと相手と目を合わさずに聞くこと」なんていう課題が出されたりした。ただでさえ、初対面でやりづらいのに一方的に無視されたりするので、非常にやりづらかった。(つまりそれだけ、聞く態度が重要と言うことである)

俺以外の参加者は、すべて営業や新人研修担当など、言うなればコミュニケーションを商売にしている人たちばかりだったので、話し方ははきはきしているし、感想などもすらすらと口から出てくる。大したものである。

それに比べて俺はやっぱり話し下手で、どうにもぎこちない。
ソフトウェア技術者という職業だって、コミュニケーション能力は重要だ。なにしろ社外・社内問わず、接する人間はくせ者揃い(俺も含む)。一筋縄ではいかないことも多々ある。
むしろ特殊なコミュニケーション能力が必要かもしれない。そういう意味では得られるものの多いセミナーだった。

懇親会の方は普通に飲み会だった(笑)。異業種ということもあり、仕事で関わる可能性がほとんどないのはやはり気楽だ。今度、ビヤガーデン行きましょうとか、キャンプ行きましょうとか、いろんな話も飛び出した。
新しい人脈が広がっていくことを期待♪

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2007/06/21

カラスと闘う日々2

今朝もカラスに起こされた・・・
どうせ起こされるなら、小鳥の鳴き声で爽やかに目覚めたいよ;

ゴミの集積所は、以前のようにゴミが散乱していることはなくなったが、それでもカラスはいなくならない。どうやら、ここら一帯がカラスの社交場になっているようだ。
しかもなんと、吊しておいたCDのすぐそばで、カラスが悠々とゴミを物色しているのを目撃。(T_T)

だめだ、こりゃ。
すっかり慣れてしまって、効果がないみたい。

ネットで「カラス 撃退」で検索してみると、あるわあるわ、撃退グッズの数々。
CDや案山子のように素朴なものから、カラスの嫌いな音や臭いを出すもの、果てはレーザービームや磁力線を使うものまである。何でもござれだ。
いかに多くの人間が、カラス相手に悪戦苦闘しているか、わかるというもの。

CDなどは最初は効果があるものの、ずっと吊したままにしておくと、カラスが観察して無害であることを見破られてしまう。一度、学習されてしまうともうだめで、全く警戒しなくなるそうだ。

さすがはカラス。知恵の神の使いと言われるだけのことはある。なんでも体重に占める脳の割合がきわめて大きく、サル並みだとか。・・・ああ、もう、憎ったらしい。

同じCDを使うにしても、観察される時間を与えないように朝だけ吊したり、こまめに位置を変えたりすればいいんだそうだが・・・。
そんなマメさは、もちろん俺にはないわけで。

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2007/06/18

カラスと闘う日々

近頃は、ほんとーに寝不足だ。

原因はカラス。

うちのすぐ目の前にはゴミの集積所があり、毎朝カラスが集まってくる。
そして、カァーカァー、ギャーギャー、鳴きまくるのだ。それも朝の5時半ぐらいから。

温かくなってきたせいもあってか、どんどんその数も増え、大合唱になるので、五月蠅くて寝ていられない。しかも、ゴミは食い散らかす、そこら中にフンはしまくるで、ひどいものだ。

とりあえず、集積所に要らないCDをひもにつけて吊してみた。きらきらと太陽光を反射して警戒心をあおるばかりでなく、ドーナッツ状の形が「目玉」を想像させて鳥類を怖がらせると聞いたことがある。
それが効果あったのかはわからないが、多少ゴミの散乱が少なくなったような気がする。

先日、集積所を見て驚いた。
いつの間にか、木の囲いができている。市の集配局が作ったのかと思ってよく見るとどうも違う。どことなく荒削りな感じで手作り風なのだ。ひょっとして誰か付近の住民が、わざわざ日曜大工でこしらえたんだろうか?
やるじゃん、ご近所さん。(^_^)b

朝の大合唱はいまのところまだ続いているが、その鳴き声はどこか恨めしげだ。
こうなりゃ、根気勝負かな。

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2007/06/09

YOSAKOIソーラン祭り

070609_01午後から、「YOSAKOIソーラン祭り」を観に行った。
以前は朝から晩まで各会場を渡り歩いて1日中演舞を観ていたものだが、近年は落ち着いてきて、主要会場をつまみ食いする程度になっている。

まずは自由参加のワオドリソーラン会場で、1時間ほど踊った。これだけでもうへとへとに。一日中踊っている人気チームの踊り子さんたちは、本当にタフだよなぁ。

「同じ阿呆なら、踊らにゃ損損」とはよく言ったものだ。祭りは参加することに意義がある。踊るのはやっぱり楽しい。でも、もうすこし上手に踊れるようになるともっと楽しいんだろうけど。見よう見まねで踊るので踊りはひどくぎこちないし、そもそも思うように身体が動いてくれない(涙)。定番の踊りぐらいは振りを覚えたいなぁ。でもそのために教本を買うのはとても恥ずかしい・・・

070609_02最後はススキノ会場へ。明日からまた出張なので、明日のファイナルは残念ながら観られない。TVを録画しておいても良いのだけど、しょせんTVじゃあ臨場感というか祭りの熱気は半分も伝わってこないんだよな。とくにこのススキノ会場の得体の知れない熱気は、その場にいる者だけが共有する独特の空気かもしれない。

今年の優勝チームはいったいどこだろう?

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2007/06/02

ヒグマの王国へ 「ベア・マウンテン」(後編)

070602_06ベア・マウンテンの一番の見所は「ベア・スポット」だ。
「ベア・スポット」の周囲には、人工の池や洞窟が作られていて、たくさんのクマたちがたむろしている。
いつもクマが集まっている理由は単純で、ベア・スポットの屋上から、飼育員が始終餌をばら撒いているからだ。典型的な餌付け場所と言っていい。

一匹のクマが時々、片手を小さく振っている。まるで手招きをしているかのようだ。
「あれは、餌をねだっているんですよ」とまだ若い飼育員が話してくれた。
「クマ牧場じゃ、ああやっておねだりすると、お客さんが餌をくれますので」

そこで、飼育員はちょっと困った表情をして言う。
「でもここでは、できるだけ野生に近い状態でお見せしたいので、できるだけそういう仕草はさせないようにしたいのだですけど。あのクマはここの中でも一番のおじいさん熊なので、すっかり身体に染みついちゃっているんです」

それはそうだろう。食べ物が無限に降ってくる楽園に暮らしていれば、誰だって堕落するに違いない。このベア・マウンテンだって、入れ物こそ違うが基本的にはクマ牧場と同じだ。他のクマたちだって手を振ることこそしないものの、じっと観察していると、絶えずちらちらと上の方を盗み見ていることに気づく。餌が降ってこないか、常に気にしているのだ。それは野生の習性とはほど遠いものだ。

070602_07でも、ここで暮らしているクマたちの野生が、全く失われてしまっているかと言えば、そうでもないみたい。
狭い世界ながらも競争があり、特に若いクマの中ではお互いライバル意識を持っているようだ。たまにクマ同士がにらみ合い、吠えて牽制しあっているのを見かけた。
また、マーキングをしているところも見られた。クマのマーキングは木の幹に身体をこすりつけて臭い付けと荒々しさのアピールを行うものだ。確かに園内にはところどころ木の皮がはげてしまっている木があった。ここでも自己主張は大切と言うことか。

070602_08ベア・スポットの池の中には、ニジマスが放流されていた。あるクマがニジマスを捕まえるのにトライしたけど、惜しいところで失敗してしまったそうだ。まだニジマスは一匹も食べられていない。
そもそも、池に入って魚を捕まえようとするのは一部の若いクマだけで、ほとんどのクマは見向きもしないらしい。ここでもチャレンジャーがいるってことだ。
十分に餌が与えられる環境であっても、わざわざ森に入って草を食べるクマがいるように、すべてのクマが現状に満足して変化を求めていないわけではない。

それならば、クマの好きな植物を植えて「間接的な餌付け」を行えば、もっと生き生きしたクマたちが見られるのにと思う。そして俺が本当に見たいのはそういうクマたちの姿なのだ。ベア・マウンテンにはもっともっと進化してほしい。というか、いまのままじゃいずれ廃れるのは目に見えてるよ?

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ヒグマの王国へ 「ベア・マウンテン」(前編)

昼過ぎになり霧もすっかり晴れ渡った。
いよいよ、今回の旅の主目的である「ベア・マウンテン」だ。

「ベア・マウンテン」はサホロ・リゾート内にある施設だ。
18頭のヒグマが15haの土地に放し飼いにしてある。

ヒグマを観察するコースは2通りあって、1つは高台の歩道橋を歩く「遊歩道コース」。もう1つは敷地内を周遊するバスを使う「ウォッチングバスコース」。どちらも「ベアポイント」と呼ばれるガラス張りの観察施設へアクセスすることができる。バスコースはこのベアポイントでバスを降りて、帰りは遊歩道を使って帰ることもできるので、バス+遊歩道を含めた料金といえる。

お値段は以下の通り。

遊歩道コース ¥1,785
バスコース ¥2,835

はっきり言って高い。べらぼうに高い。
ここからこの施設のメインターゲットは、道外らの観光客、それも団体客を考えているのだろうと想像できる。つまりは「のぼりべつクマ牧場」と同じなのだ。
この料金じゃあ、ほとんどリピーターとなる客はいないだろう。地元の人に親しまれ、何度も来てくれるような施設でなくては、所詮、一過性のもので終わってしまうのではないか?それは夕張を始め、道内の観光施設の多くがたどった過ちなんじゃないか?この施設の将来性についてちょっと心配になってしまう。

俺は財布と相談した結果、遊歩道コースを選んだ(笑)。
遊歩道コースの方が自分のペースで見て回れると思ったからだ。

070602_03_1ウォッチングバスは安全のために窓に格子のつけられた頑丈なもの。まるで人間の方が檻に入れられているようだ。
バスは上部に餌をばらまく仕組みがあるそうだ。ただし、餌を与えるのはあくまでスタッフの役目。乗客が好き放題与えることはできない。これは餌の量をコントロールするためなんだろう。

070602_04_1遊歩道は地上5mの高さにある柵つきの木道である。ヒグマが後足で立ち上がっても全然届かない。もう少し低くてもいいんじゃないの?
入り口のチケット売り場では「バスの方がより近くから観察できますよ」と言っていたので、バスコースを強く勧めるためなんじゃないかと邪推してしまう。
もっとも俺は「こんなこともあろうかと」双眼鏡を持参していたので、十分じっくり眺めることができた。

バスとは別に、スタッフの乗ったジープが園内をしょっちゅう行き来しては、クマたちに餌をばらまいていた。クマたちもそれを分かっているので、ジープを見つけると後をついて行こうとする。なんか媚びているなぁとちょっと興ざめしてしまう。
スタッフが与えているのは、ペレットとか言われる固形飼料だ。ビスケットのようにも見えるが、どちらかというと魚の餌を大きくしたような感じ。

070602_05一方、そんなことはお構いなしに森の中に分け入って、草をもぐもぐ食べているクマもいる。ペレットに飽きたからなのか、それとも、フレッシュな草の方が柔らかくて美味しいからなのか、どっちなのかはクマのみぞ知る。
クマにもひねくれ者がいるってことかもしれない。

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ヒグマの王国へ トムラウシ温泉

いよいよベア・マウンテンへ・・・と思ったら、天気が今ひとつだ。今日も霧が立ちこめている。
とりあえず行ってみるべと、狩勝峠を登っていったら、ますます霧が濃くなってくる。これじゃあ、さっぱりわからない。
人間がクマの着ぐるみ着て歩いていても、わからないんじゃないか?

そんな不安がわき上がってきたので、しばし時間を稼ぐため、まずはトムラウシ温泉に行くことにした。
東大雪湖を過ぎると、青空も見えてきた。気を良くしてどんどん進む。ずいぶん行ったあたりで、はたと気がついた。

ガソリン、給油するの忘れてた。

この先にスタンドがないのは明白だ。新得まで戻れるだろうか?一抹の不安がよぎる。

ま、なんとかなるさ。そう無理矢理自分を納得させて、どんどん進む。
しかし。やっぱり厳しいような気がする。思いの外、メーターの減りが早いのだ。
やばいかな?やばいよな。
070602_01
とにかくトムラウシ温泉にはたどり着いた。でも、頭の中は帰りのことばかり。フロントでいきなり聞いてみる。
「あのー、ガソリン分けてもらえませんですか?」恥ずかしいことこの上ない。
でも、受付のお姉さんはすまなさそうに、「ガソリンはないんですよ」といい、「燃料ランプはもう点灯していますか?まだでしたら十分帰れますよ」と太鼓判を押してくれた。

ほっ。ようやく安心して温泉に入れた。
気分もさっぱり、身体もさっぱりしたところで、帰路につく。

帰り道。ふと気がついた。
あれ?そういえば、この車って燃料ランプどこだっけ?
どこにもそれらしきものがない。そう、俺の車には燃料メーターしか付いていなかったのだ。

・・・・・・
湯上がりで暖まったはずの身体から、すっと血が引いた気がした。
やべえ。まじ、やべえ。
下手すりゃ山ん中で、立ち往生じゃないか。

こうなりゃとことん燃料を節約して運転するしかない。
おあつらえ向きに、ほとんど下り坂だ。
アクセルは極力踏まず、ブレーキも極力踏まず。スピードは一定を保つ。
070602_02
のどかな風景が広がる中、俺は生きた心地もしなかった。
そうやってとろとろ走っていると、キタキツネは出てくるわ、エゾジカは出てくるわ。
あー、そんな場合じゃないのに、と思いつつ写真を撮ったりして。

なんとか麓までたどり着き、スタンドに駆け込んだ。給油した量から逆算すると・・・残り2リットルか。
なんだ意外に余裕だったじゃん。でもあのせこせこ運転がなかったら、本当にぎりぎりだったかも。

エコロジー万歳!!

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2007/06/01

ヒグマの王国へ しみず温泉フロイデ

070601_02日勝峠を抜けて、十勝平野に入った。
そのまま清水町の温泉、「しみず温泉フロイデ」に行った。
温泉は雄大に広がる畑や牧場を見下ろす小高い丘にあった。なかなか風光明媚なとこじゃないか。

しかし施設の中に一歩入った瞬間にひどくがっかりした。
やたらプール臭い。
温泉を塩素殺菌していることが誰にでもまるわかりだ。
案の定、張り紙には以下のように書かれていた。
・湯量不足のため、「加水」しています。
・湯温を適温にするため、「加熱」しています。
・温泉資源保護のため、「濾過循環」しています。
・衛生管理のため、「塩素殺菌」しています。
ダメ要素がてんこ盛りじゃないか。

温泉法の改正により、このへんの情報は開示が義務づけられたわけだけど、質の悪い温泉もちっとも悪びれるところがない。言い訳はどこの温泉も似たり寄ったりだ。
湯量が少ないのなら初めから温泉施設など作るなといいたい。それが一番の温泉資源保護だろうに。

ここはもともと町営温泉だったそうだが、どんな経緯で民間に払い下げられたのだろう。施設だけが無意味に立派すぎるのが、むしろ寂しい。

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ヒグマの王国へ 日勝峠

070601_01昨年、新得町に「ベア・マウンテン」という施設がオープンしたそうだ。広い土地にヒグマを放し飼いにして、観客は空中の遊歩道などから、ヒグマを観察できるとのこと。早い話がヒグマ限定のサファリパークだ。
これは面白そうだと見に行くことにした。

野生のヒグマを見たことはある。知床に行ったときに船の上から海岸にいた親子連れのクマを見た。でもそのときは距離も離れていたし、ゆっくり観察できる時間もなかった。目の前で見られるのなら一度見てみたいと思ったからだ。

ちょっと心配なのは、経営しているのが大手の観光会社だということだ。この会社は「登別クマ牧場」もやっていて、ベア・マウンテンのクマたちはクマ牧場から連れてこられたんだそうだ。一度飼い慣らされてしまったクマでは野性味が失われてしまっているんじゃないだろうか?人間に媚びるヒグマは見たくないなぁ。

そんなことを考えつつ日勝峠を越えたら、一転して道路は濃霧に包まれた。10m先も見えやしない。
「シカ衝突注意」の標識が頻繁に立っているが、いまシカとかクマとかが目の前に出てきたら絶対避けれないだろうな。
ああ、めちゃこわい。五里霧中とはこのことか?

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