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2005/03/10

愛・地球博 予習編3 バイオ・ラング

biolung

地球博のメインテーマは、「自然の叡智」だそうだ。
それを具現化する事業の1つとなるのが、バイオ・ラングだ。

バイオ・ラングは、BIO(生物・生命)とLUNG(肺)を組み合わせて生まれた言葉です。 人間がアクアラングによって水中で呼吸できる第2の肺機能を手に入れたように、 植物の力によって都市の中に水と光と空気の循環を生み出す第3の肺機能を創出しようという意図を表現しました。

とのことだが、要するに植物を壁に植え込んだ「緑化壁」のことである。

都市を緑化するには、公園などの緑地帯をつくるのが一番だが、地価の高い都心では広い土地を確保することが難しい。そこで、ビルなどの壁面を緑化してしまおうというわけだ。
ゆとりや安らぎの象徴たる緑でさえも、省スペースが求められるのは、ちょっと皮肉な気もするが(笑)、現実的なアプローチだろうと思う。

今回の万博は格好の「実験場」だ。
長さ150m、高さ最大15mの、20万株の草花が植えられた世界最大の緑化壁が作られる。

これを考案した緑化ディレクター(そんなのいるんだ?)によれば、「高生け垣にヒントを得た新しい緑化システム」らしいんだけど・・・まんま高生け垣じゃないの、これは?植えられているものがちがうだけで。
壮大な計画の割には、とっても地味で、おそらくほとんど関心を持たれないような・・・(-_-;

でも、それなりの工夫や苦労はあるみたい。

日本の古き良き風景である「里山」などのイメージをデザイン化した3層構造で、表層はバラやニチニチソウなどの華やかな園芸草花を植えて里や庭を表現。奥へ行くにつれて菜の花など野に咲く花、色の濃いツタやコケを植えて里山から奥山へと表情を変える。200種類以上、約20万株に及び、季節によって花を入れ替える。(毎日新聞)

「季節によって花を入れ替える」だって??

そう。
バイオ・ラングの最大のポイントはそれが「生きた展示物」であるこということだ。
万博は3/25~9/25の半年間、開催されているのだから、当然、同じ植物が見られるわけではないのだ。

 関係者が気をもむのは、愛知万博が3月25日に開幕する点。京成バラ園芸の中村実・造園部課長(43)は「4月中旬に咲いたバラは9月までもつが、3月に咲かせたバラは2週間しかもたず、霜にも弱い」と心配する。霜対策に、6メートルの高さまで届く大型温風器を4台調達した。  パネルの素早い交換も課題だ。バラ以外の花は会期中に3回取り換える。「花畑」をイメージした春用で始まり、「花風」の初夏用、盛夏の「夏祭り」、初秋の「秋稔(しゅうねん)」へ。来場者がいない午後10時から翌朝6時までに一気に取り換えなければならない。(アサヒコム)

入場者にとっては、その場限りのものだが、
万博スタッフにとっては、非常に手のかかる難物だ。
梅雨も猛暑も台風も克服して、半年間、維持させなければならないのだから。

そのノウハウこそが、万博の最大の利益なのかもしれない。

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